日当たりがいい南側接道の土地でありながら、あえて南に大きな窓をつくらなかった理由は、外から丸見えになるのを防ぐため。結果、カーテンが要らなくなり、外からの光を安定して採り込むことが出来るし、プライバシーが担保された居心地がいい空間を実現することが出来ました。

リビングには吹抜けをつくり、２階の窓からたくさんの光を採り込むようにしました。吹抜けをつくることで安定して光を採り込むことが出来るだけじゃなく、天井が高くなり、より解放感を感じていただけるようになります。また、吹抜けの大きな窓からは、昼間は青空が、夜は星空が眺められ、心をほんの少し豊かにしてくれます。

ダイニングには横長の窓を高い位置に設置。このように窓をつくることで、換気と採光を確保しながらも、窓下に壁がたくさん出来るため、空気清浄機や収納家具といったリビングやダイニングに必要なモノが置きやすくなります。

センスがいい雑貨と家具でコーディネイトされた統一感あるリビングダイニング。漆喰の壁と無垢の床で仕上げた空間はとっても空気が澄んでいてリラックスして過ごしていただけます。また、大きな窓がないことで、外からの視線を気にしながら過ごす必要がなく、よりいっそうリラックスして過ごしていただけます。

吹抜けから射し込む光や照明のライトが、漆喰仕上げの凹凸ある表情をより豊かにしてくれるリビングスペースは、ご夫婦一番のお気に入りの場所です。そんな場所で、窓の向こうに広がる空を堪能しながら過ごす時間は、家族の心をいつも癒してくれそうですよね。

洗濯物や布団が丸見えになれば、それだけでせっかくの美しい外観が台無しになってしまうし、防犯的にも良くありません。このように視線は遮りながらも、風が通るようにし、かつ直射日光が当たるようにすれば、美しい外観と高い防犯性を維持することが出来るようになります。